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ボーカロイドは不動明王の夢を見るか?

このブログタイトル、みんな同じようなネタで使ってるんだろうな・・・。とかなんとか考えちゃう午前4時。

さて気を取り直して、一部で話題のボーカロイドの歌うオペラ「葵上」を観てきました。
最初に話を聞いたときはこれはまた随分なイロモノが出てきたものだと思ったものですが、実際に観た周囲の人から薦められる事数度、これは一応観ておかなきゃなーとは思っていたのですが…。

ちなみに自分は本家の文楽は未体験でして「うん、これは人形浄瑠璃の歴史に一石を投じる素晴らしい作品だ!今すぐ文化庁は監督と作家とゆかりちゃんを人間?国宝にすべきだ!」とか言える識見はまったくないです。
ただ実際に観た感想として、流行に乗っかっただけの単なるイロモノではない、という事は断言できます。たぶん。

音楽、演出、そして何より人にあらずとも人たらんとする人形達の鬼気迫る動きが、自分が触れたことの無いエンターテイメントとして、強く印象に刻まれております。
ある種の狂気というか、一線を越えてしまったものの描き方というのは、文章や映像・漫画なので古今東西色々な工夫がされてきていると思うのですが、なるほどこういう表現もあり、そしてそれでしか表現し得ないテーマもあるのだなあ、と思った次第であります(あいまいな表現ばっかりで未見の方意味不明ですねすいません)。

とりあえずは恐らくボカロや文楽に興味の無い方でも、充分に楽しめるというかインパクトは受けるクオリティだと思うので、未見の方は来週いっぱいは下北沢トリウッドさんで上映してるようなので見ておいたほうが良いと思うよ!
しばいぬさんとのお約束!
http://homepage1.nifty.com/tollywood/index.html
http://www.opera-aoi.com/production_jp.html


しかし最近つくづく思うんだけど、人によって作られて人に愛され人に語り継がれるものは、もう実際に居るって事にしちゃって良いんじゃないでしょうか。だって、会った事もない芸能人とかよりよっぽど確かな存在でしょうと思うのです。
ただ、もしそれに感情があるんなら、それはそれはしんどいだろうなーとか、深夜のテンションだと色々考えちゃいますね。

拙作ですが自分の曲に「ある歌の物語」って曲があります。
この曲は、ある時代に皆に愛されたある曲がその時代の人が皆死に絶えた後もその曲は残り、電子の歌姫が(おそらく永遠に)それを歌い続ける、というお話です。
なんか今回の「葵上」の逆のようなテーマで関係があるような感じもしたのでここに書いておきます。(宣伝)
ちなみにネットでは聴けずCDのみになるので皆さん次のイベントで買って聴いてみてね。(宣伝)

あともうひとつ、浄瑠璃の重要なテーマのひとつに心中っていうのがあるようです。
何かひとつのことを思いつめて、思いつめて思いつめた先に見える風景ってどんなものなんでしょうか。
さだまさしの曲に「鳥辺山心中」って曲があります。
なんというか、人の心の壊れる景色を歌にするとこんな、といった感じの名曲です。
ちょっと調べたらyoutubeとかでは聴けないっぽいですが、機会があったら是非聴いてみてください。
ちなみに自分にはその名曲をパクったリスペクトしている「心中ラプソディー」という曲があります。(宣伝)
なんと偶然にもこちらの曲もネットでは聴けないのでみんなCDを買って聴いてみてね!(宣伝)
(と思ったら収録されてるCDは在庫既になしなので、興味ある方はtwitterとかで気軽にリクエストしてね)

ということでさすがに眠くなってきましたので、ごきげんよう。
皆さんが良い初音ミクの夢が見れますように。
 

at 04:28, しばいぬ, -

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